セラミックと銀歯の比較
2021/08/20
知っておきたい!セラミックと銀歯の比較
虫歯の治療でかぶせものやつめものの種類の選択に悩まれた経験はありますか?
せっかく良いものを入れるならその特性も知っておきたいですよね。
たとえばセラミックと銀歯を比較してみましょう。
見た目の違いだけではなく、その機能性にも違いがあるのです!
①虫歯のリスク
銀歯は劣化しやすい材料の為、年数が経つと歯と銀歯の間に隙間ができやすくなります。
そこから細菌が侵入し虫歯(二次虫歯)になってしまうことがあるのです。
お口の中は、酸性、アルカリ性、熱くなったり、冷たくなったりと食事によって環境が変化します。
その中に、銀という金属がさらされているわけなので、早く劣化してしまうのです。
一方でセラミックは、表面がつるつるしているため汚れが付着しにくくなっています。
そして歯との密着度が高いため経年劣化も起きにくく、虫歯のリスクが銀歯と比べると低く済むのです。
②身体への親和性
銀歯を詰め物や被せ物として使用すると、金属は口の水分によって金属イオンとなり体の中に取り込まれ、
金属アレルギーを引き起こす場合があります。
セラミックという素材は、金属とちがって溶け出すこともなく金属アレルギーを引き起こしたりなどの心配もいりません。
また歯茎への色素沈着もありません。
最終的には、何を優先するのかによって銀歯かセラミックかの選択が決まります。
例えば、何より費用の安さを優先したいのであれば保険診療の銀歯がおすすめになりますし、
二次虫歯の繰り返しで悩んでいるのであればセラミックがおすすめになるでしょう。
生涯使っていく歯ですから、後悔しない選択をするためにも違いを知っておくことが大切です。